Overview of the analysis
Ke2 (K+→ e+ν) / Kμ2(K+→ μ+ν) separation
Ke3とKμ3バックグラウンドイベントを除去するために、Ke2とKμ2の運動量は、図のようにKe3とKμ3のエンドポイントよりも大きいことが要求される。e+とμ+の分離は、- エアロゲルチェレンコフ検出器、
- 鉛ガラスチェレンコフ検出器、
- TOF1とTOF2の間の時間差、
Separation of Ke2/Kμ2
- e/μ separation not only in momentum spectrum but with PID using TOF+AC + PGC
- Inclusion of radiative decay (CsI(Tl))
- Rejection of Ke3 and Kμ3
Overview of the analysis
バックグランドを差し引いた後のKe2とKμ2イベント数はと記述される。ここでNKは静止したK+の数、BRはそれぞれの分岐比、Ωは検出器アクセプタンスである。よって、RK = Γ(Ke2)/ Γ(Kμ2)は収集されたイベント数の比を検出器アクセプタンスで補正することで、
となる。検出器アクセプタンスは、モンテカルロ数値計算によって導かれる。解析で重要なことは粒子識別以外はKe2とKμ2で全く同じにすることで、系統誤差を軽減させることにある。